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メニューブックが分厚い訳・・

店内でお客様に手に取っていただくメニューブックを作成するときに、考えたんです。

多くの飲食店だと、メニューは、

お客様に分かりやすく、見栄え良く、提供される料理への期待を高め、
そして、汚れにくい素材にするか、汚れたら廃棄して直ぐに作り直すか、
といったことを検討します。

私は、なんだかそういったことが、あまり肌に馴染まず、
汚れたら、汚れたものは誰か酔狂な御仁に貰っていただいて、

改めてこつこつと作り直す。
という形を目指そうと思い立ちました。

なので、誰かが貰ってくれるようなメニューにする為には、
単にメニューのラインナップを載せるだけではいけないなぁと思い、
(そもそもメニュー数の少ないお店ですし。)

そして、狭く静かな店内では、口から出る音としての言葉よりも、
文字としての言葉を置いておく方が相応しいなぁという考えから、

沢山の活字が綴じ込められていって、
どんどんメニューが厚くなっていってしまったと、そういう顛末です。


とても分かりにくいメニューで、本当に申し訳ございません。

1ページずつ、手作業で印刷しておりますので、

インクの滲みや製本のズレ、傾きなどもございます。


でも、このメニューブックは、当店の取扱説明書であり、

私たちがこのお店で目指すべき【三つ葉憲章】のようなものなのです。

 


 

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