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小学5年生の男の子​

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親御さんと一緒ではなく、1人でボランティアに何度も通っている小学5年生の彼は、

その日店主♀が担当した作業、障子張りの先生でした。

障子枠の表裏、和紙の表裏、糊の捏ね方、塗り方、

 

全部を教えてくれました。

一緒に手を動かしながら、いろんなことを話してくれました。

 

 

店主♀: どうしてボランティアに来てるの?

 

Rくん: 正直言うとね、最初はやりたくなかったんだ。

    「どこに行くの?」と(親に)聞いたら、

お正月に起きた地震のところってわかって。

    でもね、何回も通ってるうちに色々と皆が教えてくれて、

1人でも色んなことができるようになったから、

それがうれしくてさ。

 

店主♀:本当にすごいね!きっと今の経験は将来の糧になると思うよ。

 

Rくん::本当にそう思う!

今のこの経験は、今後の人生に全て繋がってると思うんだ。

    だって僕の夢は自衛隊員だからね!

    小学1年生の時からずっと変わらない夢だよ!

 

私は日本も捨てたもんじゃないなと思いました。

どうしても汚く残念なことも多く目に入ってくる世の中だけど、

 

こんなに健気で素直な子が育っている。

1人でボランティアに通うその子もすごいし、

送り出している親御さんもすごいと思う。

作業道具を片付けに川の水で洗ったときには、

「ここにはお湯がないから、手がすごく寒くなっちゃうんだ。だから僕がやるよ。」

 

と私のことまで労わるその優しさが美しすぎて・・・

氾濫の損壊もそのままで、お世辞にも綺麗だと言える川の様相ではなかったけれど、

私にとっては一生忘れられない、

この上なく美しい、川の思い出になりました。

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足元が悪くても、スイスイと​慣れた様子で

川に道具を洗いに行くRくん。

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一方、​おっかなびっくり歩く店主♀。笑

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たくさん気を遣ってくれてありがとう。

ステキな夢を叶えてね。

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