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黒島公民館でのコーヒー時間

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店主♂身長183㎝。

その倍の高さはありそうな積雪量

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公民館中にコーヒーの香りが広がります。

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黒島についてすぐにコーヒーを

​淹れはじめました。

奥のテーブルには、炊き出しを

待っている仮設住宅の皆さん。

「久しぶりー!元気だった?」

そんな会話も聞こえてきました。

2025年1月16日

朝4:00に駒ヶ根を出発。

いつもは木曽の開田高原を経由して高山へと抜ける下道ルートですが、雪の心配があったため、今回は駒ヶ根インターからずっと高速道路を利用することになりました。

途中、岐阜の山間部で大雪だったものの、無事6時間半かけて輪島市に到着しました。

(下道ルートも高速道路利用も、所要時間はあまり変わらないのです。)

この日は黒島支援隊さん主催のイベントが黒島公民館で行われていました。

黒島集落のお祭りやお正月に食べる伝統的なお料理を、地域住民の方と一緒に作り、計45食を配布するという内容でした。

 

私達はお料理を受け取りに来られる方が待っている間にコーヒーをふるまい、

ちょっとしたカフェのような気分、コミュニケーションの場を提供するのが役割です。

到着後、一息つく間もなく荷物の搬入と設営、コーヒーの抽出が始まりました。

会場となった公民館は、昨年3月に初めてボランティアに参加した際にも依頼を受けてコーヒーをふるまった場所でもあります。

 

あの時は、住む場所を失った方々が肩を寄せ合って、避難所となったこの公民館で共同生活を送っておられました。

 

断水状態も続いており、給水車に備蓄用タンク、仮設トイレに、段ボールやブルーシートで仮囲いされた屋内、

緊迫感と、ものものしさを感じて緊張が高まったことを思い出します。

仮設住宅が建設され、避難所機能は解体。それによって住民同士の交流も少なくなったと聞きます。

 

なので今回の催しは、皆さんが久しぶりに会ってお話をする良い機会だったのだと思います。

(継続して仮設住宅訪問やサロン活動を継続されている黒島支援隊さんは、こうした皆さんの心情に寄り添った支援を心がけておられます)

次々と集まってきた集落の皆さん、有難いことに私達の顔を覚えてくださっている方も多く、

『待っていたよー。このコーヒー飲みたかったんだ!』

『何回も来てくれていて、本当にありがとうね。』

そんな風に声をかけてくださる。こんなに嬉しいことはありません。

 

この日は大学で各地のお祭りを研究してる教授や研究室の方も来られ、

地域の伝統的なお料理について、ハレの日のお料理、そしてお祭りについて、集落の方へ詳しく訊ねて回っていました。

 

黒島集落の方達にとってお祭りが如何に大切なものなのか、私達も何度か通う内にそれをひしひしと感じるようになりました。

 

 

お料理を全て配り終えた後、同公民館では地域の区長さんが集まる会議もあり、総勢20名近い出席者さん達へもコーヒーを淹れました。

コーヒーの香りとリラックス効果で、どうか良い内容の会議になりますように、どうか少しでも明るい話題がありますように、

そう願いながら撤収・片付け作業へと入りました。

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お料理のメニュー

お赤飯

昆布巻き

酢の物

​つみれ汁

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黒島支援隊のともみんさん。

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