Tea room
Shamrock Cottage
高原の森の奥。
静かな時間の流れを愉しむ
あなたのための、
小さな小さな、隠れ家です。
朝の時間 06:30-11:00
午後の時間 13:00-18:00
(※11時~13時はお休みです。)
営業日はSNSでのご案内をご参照ください。
海への道しるべ

能登への旅路。
何度も走る中、馴染みの景色になっていきました。
暗い内に、アルプスの麓の家を発ち、
いくつもの山のトンネルを潜り、峠を越えて、
様々な街の営みをすり抜けて、
とうとう、呆れるほどに広い海が現れる。
晴れた日の海は、空を映して眩しく青く。
雨の日の海は、静かに灰色の息を吐き、
夕暮れには、マグマが溶け広がっていくように。
「あぁ、能登へ帰ってきた。」
いつしか、そう感じるようになりました。
海へ至る長い旅路の途中には、
馴染みの静かな宿場町。
霊山の麓のさびれた集落。
女工さんの踏んだ道。
山上の温泉。
山男達の憧れ。
古い建物の残る観光の街。
宇宙を捉えた水槽。
大好きな雑貨屋。
憧れの古道具屋。
川の駅。いくつもの橋。
海と線路沿いの朝風呂。
驚くような海の幸。
塩の湯。
ご縁のある神社。
ボラ待ち櫓。
たくさんの思い出の景色があります。
それよりもなによりも、
あの道。
名前も知らない港町。
さびれたバス停。
何気なく、けれど心に残る風景が数多あります。
There's some good in this world,and it's worth fighting for.
【この世界には守る価値のある尊いものがあるんです。】
映画:ロード・オブ・ザ・リング~二つの塔 のラストで、サムはこのように語りました。
私達は願っています。
この記事を読んでくださった方が、
「いつか能登へ行ってみたい。」
そう思ってくださることを。
おいしいものを食べに。
海を眺めに。
輪島塗を求めに。
道中の観光も楽しみに。
そして何気ない景色を見つけに。
理由は何でもいいのです。
その一歩が、きっと能登の力になるのは間違いないのです。
能登には、守る価値のある尊いものがあるんです。
ビルボ・バギンズは、初めて作った詩で
「The Road goes ever on and on.(道はどこまでも続いてゆく)」と書きました。
道は、はてしなくつづく。
岩をこえ、木をくぐり、
日の照らしたことのない洞穴のわき、
海にそそいだことのない流れのそばを。
冬ふりつもった雪をのりこえ、
六月の楽しい花野をわたり、
草をふみ、石をしだき、
月あびる山々の下を、道はつづく。
道は、はてしなくつづく。
雲のかげに、星の下に、
とはいえ、遠くさまよった足も、
ついには、家路にむかうものよ。
私達の能登への旅も、ここで一区切りです。
私達の、【行きて帰りし物語】は、幕を閉じます。
でも、道は続くのです。
この道は、海へと続く道であり、
人と人とをつなぐ道であり、
未来へと続く道でもあります。
勇気や自信、誇りを得る為の冒険の道でもあり、
驕りや独りよがり、力の指輪を棄て去る為の試練の道でもあります。
私達は、石ころ一つ分だけでも、道標を残せたでしょうか?
道標のその先には、美しい海があります。
泣きたくなるほどの夕陽があります。
人の温もりがあります。
守る価値のある尊いものがあります。
そして、きっとあなた自身だけの能登があります。
もし、いつの日か。
この道標を辿り、能登を訪れる人がいてくれたなら。
The Road goes ever on and on.
(道は、どこまでも続いていく。)
能登の人々の暮らしは、続いていく。
私達の旅も、続いていく。
No To …〔この一杯は、誰かのため、だけじゃない〕
長い旅路を見守ってくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
(その内、私達の道標を集めて記した小冊子も作りたいな。)
シャムロックコテージ 福田 健一 文乃























